新3Kとは? 今建設業で注目される理由とは?

こんにちは。東京都西多摩郡を拠点に東京都を中心に関東一円で鉄筋工事を手がけている株式会社 新誠鉄筋工業です。

「新3K」とは、従来の「きつい」「汚い」「危険」を意味する「3K」から、「給与」「休暇」「希望」の3つの要素を加えた、新しい働き方の指標です。

働き方改革の推進や少子高齢化による労働力不足、人材の多様化など、近年の社会の変化を背景に、働き方に対する価値観が大きく変化しています。そのような中、「新3K」は、働く人がより豊かな人生を送るための働き方として、注目を集めています。

本記事では、新3Kの意味と注目される理由について、わかりやすく解説します。



■新3Kとは?


新3Kとは、「給与」「休暇」「希望」の3つの要素を重視した、新しい働き方の指標です。従来の「きつい」「汚い」「危険」を意味する「3K」から、「給与」「休暇」「希望」の3つの要素を加えたもので、働く人がより豊かな人生を送るための働き方として、注目を集めています。ここからはより具体的に解説していきます。


・給与


新3Kにおける「給与」とは、働く人が生活や将来に安心感を持つために必要な、経済的な豊かさを指します。具体的には、「基本給や賞与などの金額」や「福利厚生や手当の内容」、「キャリアアップや昇進の可能性」があげられます。

給与は、働く人の生活水準や将来設計に大きな影響を与える重要な要素です。新3Kでは、給与が十分に支払われることで、働く人が生活に安心感を持ち、将来への展望を描けるようにすることが目指されています。

そのため、企業は、基本給や賞与などの金額を適切に設定するとともに、福利厚生や手当の内容を充実させ、キャリアアップや昇進の可能性を高めることで、給与面での魅力を高める取り組みが求められています。

例えば、基本給や賞与の金額を、同業他社と比較して高く設定したり、福利厚生や手当の内容を充実させたりして、働く人の生活を支援するような取り組みが挙げられます。また、社内公募制度や資格取得支援制度などを導入して、キャリアアップや昇進の機会を増やす取り組みも効果的です。

他にも、建設業は他の業種よりも平均給与は高いと言われており、2020年(令和元年)時点で491万円と言われています。これは全業種の平均である436万円より12.6%高い数値です。建設業よりも平均給与が高いとされているのは「ガス・電気などのインフラ関連」「保険、金融関連」など5つの業種のみとされています。以上の事から建設業は給与が高い事がわかります。


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・休暇


新3Kにおける「休暇」とは、働く人が心身を休め、リフレッシュするために必要な、時間的な余裕を指します。具体的には、「年間休日数や有給休暇の取得率」などが挙げられます。また、国土交通省も、「下請も含め建設工事に従事する者が長時間労 働を行うことを前提とした不当に短い工期となることのないよう、適正な工期での請負契約を締結」とガイドラインにも定めており業界全体で休暇が取得しやすい環境作りを進めています。

休暇は、働く人の心身の健康やワーク・ライフ・バランスの実現に欠かせない要素です。新3Kでは、休暇が十分に確保されることで、働く人が心身を休め、リフレッシュできるようにすることが目指されています。

そのため、企業は、年間休日数や有給休暇の取得率を高めるとともに、フレックスタイム制などの制度を導入することで、休暇の取得を促進する取り組みが求められています。また、育児や介護などのライフイベントに配慮した制度を導入することで、働く人のライフスタイルに合わせた休暇取得を支援する取り組みも効果的です。

このように、企業が休暇面での魅力を高めることで、働く人の満足度や定着率の向上につながり、企業の競争力強化にもつながると期待されています。

また、建設業も2024年4月より、労働時間に対して時間外労働時間に罰則付きで上限が設けられます。もともと建設業は「36協定」を締結し届出があれば時間外労働時間(残業)に上限の規制はなく、法定労働時間を超過しても罰則はありませんでした。しかし、2024年4月からは時間外労働時間の上限規制は原則として月45時間以内、年360時間以内と定められ、例外として年720時間(月平均60時間)の時間外労働が可能と定められました。

※災害からの復旧・復興のための業務に限り、特例として「2〜6ヶ月の平均が80時間以内」「月100時間未満(休日労働を含む)」は適用されません。

そのため、今後は休暇だけでなく勤務時間も短くなりプライベートの時間も充実させる事ができると思います。



参考

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・希望


新3Kにおける「希望」とは、働く人が仕事にやりがい・意義を感じ、将来への展望を描くために必要な、精神的な豊かさを指します。具体的には、「仕事のやりがい・意義を感じられるか」や「将来のキャリアアップやスキルアップの機会がある」、「社会や地域に貢献できる」があげられます。希望は、働く人のモチベーションや仕事に対する意欲を高めるために欠かせない要素です。新3Kでは、希望が持てることで、働く人が仕事にやりがいを感じ、将来への展望を描けるようにすることが目指されています。

そのため、企業は、仕事のやりがい・意義を感じられるような職場づくりを行うとともに、将来のキャリアアップやスキルアップの機会を提供する取り組みが求められています。また、社会や地域に貢献できるような仕事や制度を導入することで、働く人のやりがいや生きがいを高める取り組みも効果的です。


■従来の3Kとの違い


もともと3Kとは、1980年末頃に普及し1989年には流行語にもノミネートした言葉になります。「きつい(Kitsui)」「汚い(Kitanai)」「危険(Kiken)」という3つの「K」を合わせたものです。このように労働環境の悪さをあらわした言葉になり3Kとは「きつくて汚くて危険な仕事」であることを指します。

特に鉄筋工事は、外仕事であり汗や泥だらけになることや時には、命の危険もある仕事として認識されてきました。そのため若い世代の人気も低下しており、業界全体でも離職率が課題となっています。令和4年時点で新規高卒就職者の離職率は、42.2%と全産業の中でもかなり高い離職率を誇っており、このまま改善がなされないとせっかく若手が入社してもすぐに辞めてしまい、今後も深刻な人手不足に陥ってしまっています。そのため、国としても労働条件の見直しをすすめ若手が働きやすい環境作りを行っています。その一環が「新3K」なのです。




■新3Kが注目される理由



・働き方改革の推進


働き方改革とは、長時間労働の是正や、労働者のワーク・ライフ・バランスの実現、多様な働き方の推進など、働き方に関するさまざまな課題の解決を目指す取り組みです。

政府は、2017年から働き方改革を推進しており、具体的には「時間外労働の上限規制」や「副業の解禁」、「同一労働同一賃金の実現」をすすめてきました。これらの施策は、働く人の労働条件の改善や、ワーク・ライフ・バランスの実現につながるものであり、新3Kの実現にも大きく貢献しています。



・少子高齢化による労働力不足


少子高齢化が進む中、日本の労働力人口は減少の一途をたどっています。総務省の推計によると、2025年には生産年齢人口(15歳~64歳)は、ピーク時の2010年と比べて約1,000万人減少し、約5,800万人になると予想されています。労働力不足の深刻化は、企業の経営課題として大きな重圧となっています。人手不足により、生産性や競争力の低下、サービスの質の低下などが懸念されています。働きやすい環境が整うことで、企業は優秀な人材の確保や定着を図ることができると期待されています。また、労働者の満足度や生産性の向上にもつながり、企業の競争力強化にもつながると期待されています。少子高齢化による労働力不足は、企業にとって大きな課題となっています。新3Kの実現に向けた取り組みは、企業の競争力強化と、働く人の幸せの実現のためにも、重要な取り組みとなっています。


・人材の多様化


近年、働き方の多様化が進む中で、企業は従来の働き方では満足できない人材も受け入れていく必要があります。そのため、新3Kを実現することで、多様な人材が活躍できる環境を整えようとしています。例えば性別や国籍の違いなどありながらも受け入れていく必要があります。ただ、こうした人材を受け入れる事で「新たな視点やアイデアの獲得」や「多様なニーズへの対応」が可能となってきます。

例えば、女性や高齢者、多国籍の労働者など、これまでは活躍の場が限られていた人材を受け入れることで、新たな視点やアイデアの獲得につながります。また、ライフスタイルや価値観の多様化に対応することで、多様なニーズへの対応が可能となり、競争力の強化につながります。



■ まとめ


かつての建設業は3Kと呼ばれる労働環境が当たり前でしたが、昨今の労働環境の変化の結果離職者が増え、若者の入職者は減少し、深刻な労働者不足に建設業は陥っています。

そこで、従来3Kが主流であった建設業界も、法改正により徐々に新3Kと呼ばれる働きやすい環境作りへシフトしています。休日もありながら給与も高く希望を持てる職場環境を目指しています。「新3K」は建設業界における人手不足解消への大きな一歩となることでしょう。


■新誠鉄筋工業では鉄筋工事の作業員を募集しています!


今後はAIなどの発達や新しい技術開発により、なくなってしまう仕事もあると言われていますが、鉄筋工事の仕事は決して代用

できるものではありません。


特に鉄筋工事の多くは、学校や大型商業施設、マンションなどで鉄筋コンクリート造の建物が多く、今後も需要が見込まれています。そのため、大規模な建物でも建物の骨組みを通して日本を支えるとても重要な工事です。


東京都西多摩郡の株式会社 新誠鉄筋工業では、鉄筋工事作業員を募集しております。「きつい、汚い、危険」と言われている建設業ですが、弊社では新3Kを掲げており「給料がよい」「休暇が取れる」「希望がもてる」を提供しております。

残業時間も月に10時間以下であり、現場が早く終わると早上がりもできます。

また、若い社員が多く活気にあふれており、都内の現場へ直行直帰もできます。

各種保険や福利厚生なども充実しており、未経験の方は資格の 支援制度もあるので未経験者や将来の独立をめざす方も大歓迎です!

先輩社員がいちから丁寧に指導していきます。

一緒に新誠鉄筋工業で未来ある一歩を踏み出しましょう!